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【どちらが最適?】空気熱源空調 vs 地中熱源空調 メリット・デメリット比較

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【どちらが最適?】空気熱源空調 vs 地中熱源空調 メリット・デメリット比較



空気熱源空調とは?

空気熱源空調は、外気の温度を利用して室内の温度を調整するシステムです。
主にエアコンなどがこの方式を採用しており、以下のような特徴があります。

  • 初期コストが低い:設置費用が比較的安価で、導入しやすい。
  • 設置場所の自由度が高い:場所を選ばずに設置可能。
  • 効率の変動:外気温の影響を受けやすい、猛暑日の冷房運転が必要とする能力を発揮できない場合がある


地中熱源空調とは?

地中熱源空調は、地中の安定した温度を利用して空調を行うシステムです。
ヒートポンプを用いて、地中のエネルギーを活用する事で効率的な空調運転を行います。
具体的には以下のような特徴があります。

  • 高いエネルギー効率:地中の温度は年間を通じて安定しているため、効率が高く、エネルギーコストの削減が期待できる。
  • 環境負荷の低減:CO2排出量が少なく、カーボンニュートラルの達成に貢献。
  • 初期コストが高い:設置には専門的な工事が必要で、初期投資が高め。


比較ポイント

 

 

エネルギー効率

  • 空気熱源空調は、外気温に左右されるため、エネルギー効率が季節や気候によって変動します。
  • 地中熱源空調は、地中の安定した温度を利用するため、年間を通じて高い効率を維持できます

環境への影響

  • 空気熱源空調は、電力消費が多く、CO2排出量も相応に高くなります
    空気熱ヒートポンプの室外機は冷房運転時、室内の空気を冷やすために冷媒を圧縮し、その過程で発生した機械的な熱(圧縮熱)を屋外に放出します。
    この放熱が、都市部の大気温や地表面温度を局所的に上昇させる原因のひとつとなり、ヒートアイランド現象を助長します。
    特に市街地では、多数の室外機が同時に排熱を行うため、人工排熱源としての影響が蓄積しやすく、夜間の気温低下も妨げられることになります。
  • 地中熱源空調は、再生可能エネルギーを利用するため、環境負荷が低く、持続可能な選択肢です。

コスト

  • 空気熱源空調は、初期投資が少なく、導入が容易です。
  • 地中熱源空調は、初期投資が高いものの、長期的にはエネルギーコストの削減効果が大きく、経済的メリットがあります
    CO2排出削減効果が高く、環境省など国の補助金を活用できます。
    猛暑日でも外気の影響を受けないため安定した冷房運転が可能です。


どちらを選ぶべきか

選択肢は皆様のニーズや予算、設置場所の条件によりますが、長期的な視点で見ると、地中熱源空調は非常に有効な選択肢です
特にZEB達成やカーボンニュートラルを目指している方々には、持続可能なエネルギー利用の観点から地中熱源空調を強くおすすめします。
地中熱源空調についてもっと詳しく知りたい方は、下記導入事例集をご覧ください。
導入のメリットや具体的な事例もご紹介しています。



地中熱源空調システムの活用事例集はこちら


地中熱の効果や、これまでの活用事例及び、導入に至るまでのプロセス、自社工場の活用事例などについてわかりやすく解説しています。
  • 工場の冷房が無い、あるいは暑くて社員の体調管理が課題
  • 環境に配慮した機器の導入を検討している
  • 空調で施設園芸ハウスの栽培環境を最適化したい
  • トマトやイチゴの収穫期間を伸ばしたい
  • 具体的にどのような所で導入されているの?

といったよくあるお悩みに回答しています。

  • 環境に配慮しながら十分なエネルギーを確保して事業の拡充を図りたい
  • 工場から排出される温熱・冷熱を再利用したい
  • エネルギーコストやCO2排出量を削減したい
  • SDGsの取り組みを進めたい
  • 空調システムのコストを削減したい

といったご担当者さまはぜひご一読ください。




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